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「子育ては楽しい」。世代を超えて共有できる社会の実現を。
2022.06.02
本来、子育ては楽しいことのはずです。ところが実際は、子育ては大変というイメージが先行し、それが少子化の一因になっています。国、都道府県、市区町村はさまざまな子育て支援策を行っていますが、根本的には「子育ては楽しい」。と思っていただかないと、子どもを産み育てようという人は増えないと思います。
では、子育ての楽しさとは何なのでしょうか。何に楽しさを感じるかは人それぞれなので、一概には言えません。ただ少なくとも、子育て中の家族が楽しさを感じられる環境を整えることは必要です。子育ては親の力だけで完結するわけではありません。祖父母、保育園・幼稚園・学校の先生方、友だち、ママ友・パパ友、さらには地域の皆さんの協力やサポートがあって成り立つものです。そういう社会環境が、昔は当たり前のようにありましたが、いまは社会全体で子育てをするという雰囲気が希薄になっているように感じます。
保育園の整備や支援金の支給など、従来の子育て支援策は今後も継続すべきですが、世の中が子育ての大切さや大変さを共有し、子育て真っただ中の人たちに「子育ては楽しい」。と思って貰えなくては、いくら政策を打ち出しても少子化は解消しないと思います。
すでに子育てを終えた方々は、いま子育て中の人たちの気持ちが分かるはずです。これから子育てするであろう若い人たちは、いまは実感が湧かないかもしれませんが、どうせやるなら楽しく子育てをしたいと思うはずです。世代を超えて子育ての楽しさを共有・共感できる社会をどうやってつくるかは、政治の大きな課題だと考えています。