お知らせ
BLOG
コロナ収束後の緊急時医療について。
2022.06.10
新型コロナウイルスの新規感染者数は、徐々に低下しつつありますが、新たな変異ウイルスが出現する可能性もあり、まだまだ気を緩めることはできません。
それでも有効な治療薬が普及していけば、やがて一般的な風邪に近い存在に変わっていくのではないでしょうか。
そうした中で大切なのは、次の新たなパンデミックに備えることだと思います。今回のコロナ対策についての反省と評価をしっかり行い、緊急時の医療体制の在り方を構築しておかないと、再び人材不足などによって現場は大混乱に陥り、国民は適切な治療を受けられなくなるでしょう。コロナの二の舞は絶対に避けなければなりません。
そのために私は、予備自衛官のような制度を引退された医師や看護師に対して導入してはどうかと提案しています。定期的に訓練を受けていただき、必要に応じて現場に出ていただく『自衛防疫団』のような仕組みです。定期的に研修などを行って最新の感染症対策や医療知識などを身につけていただき、いつでも即戦力として活躍できるように準備しておくのです。
非常時には、いかにスムーズに人材を確保するかが問われます。 「なんとか命を落とさずにすんだ」という経験をする人を一人でも減らし、「救える命」を一つでも増やす。そのためにも、国や都道府県はコロナ対策の反省と評価、そして次への備えを進めるべきです。それを怠れば、次のパンデミックに備えることはできないと思います。